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備忘録  本間宗久  相場道の極意

nifty51

☆第六十七章
 「心の道多きこと糸筋の如し」

三位の伝については前に記した通りである。この相場が果たして上げ相場なの
か、それとも下げ相場なのか、この二つについてはこれこそ色々な見方があり、
まさに乱れる糸の如くである。相場をやる者は三位の伝の趣意をよく見極め、
常々油断せず、軽々な行動をしてはいけない。よく環境や人気、天候など考え
研究すれば自然と相場の強弱が読めてくるものだ。この書をよく見極めて売買
すれば、たとえ、その年が天候不順で不作であり、需給関係が狂っていても、
利が得られないということはない。この書を他人に見せる事は厳禁である。


☆第六十八章
 「通い相場の見切り」

保ち合い相場は上下の幅がせいぜい十俵程度であるから、欲をかかないで、
十俵の上下を目標に早目早目に見切ることが大切である。


☆第六十九章
 「米金不自由なる人」

資金繰りの楽な人は買い陣営につきやすい。逆に資金繰りがキツイ人は常に
売り方にまわりやすい。だから、売り方は少しの上げにも驚いて、慌てて
買い戻しにかかるのである。